カンジダ
■膣カンジダ症の症状、検査、治療、再発
症状は外陰や膣の掻痒感と帯下の増量です。発症には何らかの誘引がある場合が多く、とりわけ多いのは抗生物質の長期内服後です。
1.カンジダの症状
女性での症状はカンジダの性器への感染によっておきるカンジダ外陰炎やカンジダ膣炎です。自覚症状として外陰や膣の灼熱感、痛み、掻痒感、他覚所見として外陰皮膚の発赤などが現れます。帯下はしばしば粕状、ヨーグルト状、粥状となります。
女性の膣にはデーデルライン桿菌と言う乳酸菌の仲間が常在菌として存在しているために、膣内は酸性に保たれ雑菌が繁殖しないようになっています。しかし抗生物質の連用などによってデーデルライン桿菌が減るとカンジダなどが出現繁殖してきます。(帯下:オリモノのこと)
カンジダ膣炎は性行為によって感染するというより、体調の変化や、抗生物質やステロイドなどの薬剤治療の影響を受けて発症する場合が多くあります。
男性ではカンジダに感染しても症状が出現することは稀です。亀頭の発赤や掻痒感などがあれば疑います。包茎の強い場合、糖尿病、ステロイド治療などの場合カンジダの症状が出やすいと言えます。
カンジダ症は男女とも性行為とは関係なく発症する場合がほとんどです。
2.カンジダの検査
外陰または膣内のカンジダを検査で診断します。膣内容物をスライドグラスに採り顕微鏡で観察(検鏡)する方法や膣内容物を培養にて検出します。健常人女性でも10〜20%でカンジダを保有しています。 カンジダが陽性に出ても自覚症状が無ければカンジダの治療の必要はありません。男性でも同様にカンジダが陽性に出ても自覚症状が無ければカンジダの治療の必要はありません。
3.カンジダの治療
カンジダ膣炎の治療 膣洗浄、膣剤(エンペシド、フロリード、アデスタンなど)
カンジダ外陰炎の治療 クリームや軟膏の局所への塗布(外用)
男性の治療 クリームや軟膏の局所への塗布(外用)
4.カンジダの再発
女性でカンジダ膣炎の再発を繰り返す場合には男性パートナーのカンジダ感染を調べておく必要があります。現実的には男性はカンジダに感染していても無症状のことが多いので、カンジダ膣炎の再発を繰り返す女性のパートナーには無症状であってもクリームなどの外用剤で治療をすることをお奨めします。
また、女性でカンジダ膣炎の再発を繰り返す場合に自己腸管内のカンジダ感染が原因とする考えがあります。自己の腸内にいるカンジダ菌が肛門から外陰を経て膣内に達してカンジダ膣炎を再発するという考え方です。今のところ賛否両論に分かれています。
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