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毛じらみ(ケジラミ)の診断、写真と治療

■ケジラミ症


吸血性昆虫ケジラミの陰毛への感染。

症状
 陰毛の生えている部分を中心とした痒みが主症状です。時に肛門周囲や大腿などにも及びます。原則として頭髪にはケジラミは感染しませんが、稀に幼少児や女性で頭髪に寄生することがあります。痒感を自覚するのは感染後1〜2ヶ月した頃です。その程度は個人差があり、数匹で痒みを感じる人から、多数匹がいてもあまり痒みを感じない人もいます。
  痒みがあっても皮疹などの皮膚所見が無いのが特徴です。

シラミは皮膚から吸血し、痒み、湿疹などを起こします。
人体に寄生するシラミは、アタマジラミ、ケジラミ、コロモジラミに分類されます。
痒みを自覚するのは感染後1ヶ月した頃です。

アタマジラミ:体長2〜3mm。
        頭髪に感染します。
        帽子、寝具、ロッカーなどの共同使用や学校などの集団生活での発生
        が多い。

ケジラミ   :体長1.2〜1.5mm。
        陰毛に寄生しとても痒い。
        よく観察すると毛に白い点々として見つけることができます。
        成虫は動いています。卵は動きません。
        主に性行為により感染します。
        子供では稀に頭髪、眉毛、まつ毛などに寄生する事があります。

コロモジラミ:体長2〜3mm。
        衣類の縫い目などにつきます。


シラミの生態

   7〜10日            7〜16日             生息期間約1ヶ月

卵...........幼虫................成虫.............//

          幼虫の期間に卵を産むことはありません。

診断方法
 陰毛が痒かったら患部をよく観察してください。虫体または卵が確認できればそれで診断となります。
 自己診断できます。
 下着のシラミの排泄による黒色点状の染み(血糞)も参考になります。

下の写真
陰毛についたケジラミ(毛じらみ)の卵(左)、ケジラミ(毛じらみ)の成虫(右)

毛じらみの卵 毛じらみ成虫写真

治療法
 シラミ駆除剤”スミスリン”を薬局で購入します。パウダータイプとシャンプータイプがあります。
(当院の近所の薬局ではパウダーが1本¥1710、シャンプーが¥2840でした。)
パウダーの場合、患部に散布し手やブラシで隅々までいきわたるようにします。1時間後、水、石鹸等で洗い流します。この操作を1日に1回、3日に1度ずつ(2日おきに)、3〜4回繰り返します。卵の時は殻に覆われ、薬の効果が浸透しないので何度かに分けて退治します。

 剃毛も効果的ですが完全剃毛は不可能です。スミスリンの併用が理想的です。

家庭内感染を予防するために
 虫は人体から離れても48時間は生存します。
下着、シーツ、タオルなどの共用を避け、毎日こまめに洗濯を、アイロンはより効果的です。
危ないと思ったら、家族そろって同時に駆除したほうが良いでしょう。
下着入れ、寝具、畳、床など必要と思われるところはスミスリンを散布します。
布団乾燥機なども効果的があります。

注意
 性感染症ですがまれに浴場、日帰り温泉などで感染があります。
発疹、発赤、痒み、湿疹等のアレルギー症状があれば医師または薬剤師に相談の事。


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